神田古書祭に出掛ける

なぜなら

パリは移動祝祭日だからだ

ヘミングウェイ

日本に留学する前に、神保町のことはもう知っていた。神保町は百年前の中国人街で、中国関連書籍が山ほど残っており、古本街も段々と形成してきたという。SNSでは色んな人が神保町で買ったものをアップしており、主には中国で探しにくい中国関連の古本で、羨ましかった。

昨年三月、東京に来たら、直ぐに神保町に行って、漢文・漢詩や近代文学に興味のある私にとって大満足だった。あの頃も「春の古本祭」があったが、用事があって、参加できなくて、残念だった。そして十一月に向かって、第六十回神田古本祭が開催すると聞いて、絶対行きますと決めた。

『漢詩と日本人』を買った。漢文愛・漢詩愛のある私は、漢文・漢詩は如何に中国以外の国に受容されたのに関心を持っているから、関連資料が見つけたらすぐ読む。この本は日本人が作った代表的な漢詩を集めったから、日本の漢詩世界への鍵だと思う。

日本語に関する本も買った。『日本語誤用・慣用小辞典』と『かなり気がかりな日本語』だった。『かなり気がかりな日本語』は、大学生言葉・出過ぎる助詞・当世敬語表現などを分析する。

『アイヌ神謡集』も二冊買った。最初アイヌという民族を知ったきっかけは宮崎駿の映画だ。そしてこの民族に興味を覚え、昨年八月も函館市北方民族資料館に見学し、アイヌの言葉や風習など、色んなことを学んだ。早大にもアイヌ語の授業があるが、他の授業があり、選択できなくて惜しかった。だが神保町でアイヌのものともう一度会えるのは、嬉しかった。何かの縁かも知れない。二冊だが、内容は同じだ。エディションだけが違う。この二冊は同梱していたから一緒に買った。

プレゼントとして『東方年表』という本も買った。漢字文化圏の国々の年号を載っている。

『女性解放思想の歩み』も買った。今フェミニズムは段々と話題になっており、わからなければならないと思うから。

『カラーブックス』の本も買った。『やきもの入門』と『やきもの風土記』だ。このシリーズは日本の歴史や風光を中心に、それぞれのテーマを設け、代表的な写真をたくさん選んだ。使った紙の質もよかった。でも全シリーズの本を一気に揃うのは少し難しくて、ただ好きな本に会ったら買うのだ。

新しい街に出掛ける時、古本屋で買い物するのは大好き。本棚に住んでいる古本たちから、その街の歴史・性格が見えると思う。例えば、郷土歴史の本が多ければ、誇りのある古き街のはずで、普通の観光ガイドに載せなくて地元民しか知らない場所を探せるかもしれない。文学散歩地図みたいな本が多ければ、多くの作者が生まれたり住んだりする街で、文学色な所のはずだ。料理の本が多ければ、地元自慢の美食によく会えるかもしれない。それに、古本に書かれたノートを読んで、まるで元の持ち主たちと対話するようだ。思いがけない本を見つけられても奇遇である。自分の経験として、他の街の本屋で故郷の伝統話芸の台本を見つけたことがある。そのような奇遇が好きだ。

東京に来てから、神保町も何回歩いていたが、毎回も新たな発見があった。神保町古本の数や種類の多さから、東京の賑やかさも見えるのだ。神保町で古本を見つかって、古本を通して出てきた人物や作者、読者たちに会って、楽しかった。神保町があるから、東京は私の「パリ」になった。

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